
浮気調査後に作成すべき「誓約書」の書き方・例文をご紹介
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探偵の浮気調査によって、パートナー(夫・妻)の浮気が事実だと発覚した。
離婚はせずに、夫婦関係を再構築する道を選んだけれど、「二度と裏切らない」という言葉を、どうすれば信じられるのか…。
一度失われた信頼を取り戻すのは、決して簡単なことではありません。
そんなあなたの不安な気持ちを支えて、相手の反省を形にし、浮気の再発を防止するために非常に有効な手段があります。
それが、当事者間で取り交わす「誓約書(示談書)」です。
この記事では、探偵の浮気調査後に作成すべき誓約書について、具体的な書き方や例文を交えながら、分かりやすく解説します。
そもそも「誓約書」とは?
「誓約書(または示談書)」とは、浮気の事実を当事者双方が公式に認め、その解決方法(慰謝料の支払いなど)と今後の約束事(二度と会わないなど)を明確に記した文書です。
「もう、浮気をしません」という口約束とは全く異なり、誓約書は署名・捺印する法的な文書として効力を発揮します。
誓約書を作成する3つのメリット
メリット① 浮気の再発防止の心理的効果
口約束だけでは、時が経てば曖昧になりますが、署名・捺印した書面に残すことで、「約束を破れば、法的なペナルティが発生する」という強い心理的プレッシャーが生まれます。
これが浮気の再発防止に繋がる、最も大きな効果の一つです。
メリット② 浮気問題が再発した時の強力な「証拠」になる
万が一、再び同じ相手と浮気をした場合、誓約書は「約束を破った」という明確な証拠となります。
次回の慰謝料請求や離婚裁判において悪質性が極めて高いと判断され、圧倒的に有利な立場で進めることができます。
メリット③ 慰謝料の支払いを確実にする
慰謝料を分割で受け取る場合、口約束だけでは途中で支払いが滞るリスクが伴います。
誓約書に「いつまでに、いくらを、どう支払うか」という支払い義務を明記することで、そのリスクを大幅に減らすことが可能です。
誓約書に盛り込むべき6つの重要項目
法的に有効な誓約書を作成するには、「いつ、誰が、誰に対して、何をしたのか」を明確に記載することが大前提です。
ここでは、最低限盛り込んでおくべき6つの重要項目を、具体的な例文と共に紹介します。
① 不貞行為の事実関係
「私、〇〇(パートナー)は、令和〇年〇月頃から令和〇年〇月頃までの間、〇〇(浮気相手)と肉体関係を伴う不貞行為を行ったことを認め、配偶者である〇〇 (あなた)に対し、深く謝罪いたします。」
② 慰謝料に関する取り決め
「上記行為の慰謝料として、金〇〇万円の支払い義務があることを認め、令和〇年〇月〇日までに、〇〇銀行 〇〇支店 普通預金(口座番号〇〇〇〇)へ振り込む方法により支払う。」
③ 浮気相手との接触禁止
「今後、理由の如何を問わず、〇〇 (浮気相手)と、電話、メール、SNS等を含む一切の私的な連絡を取ったり、直接会ったりしないことを固く誓約します。」
④ 誓約に違反した場合の違約金
「上記3の条項に違反した場合、違約金として、違反行為1回につき金〇〇万円を直ちに支払います。」
⑤ 口外禁止条項
「本誓約書の内容や、本件に関する事実を、正当な理由なく第三者(弁護士等を除く)に口外したり、SNS等で公表したりしないことを、相互に約束します。」
⑥ 清算条項
「本誓約書に定めるほか、本件に関し、両当事者間には何らの債権債務関係がないことを相互に確認する。」
これらの項目に加えて、作成年月日、そして両者の署名・捺印が必要です。
「公正証書」として公証役場で作成しておけば、万が一、慰謝料の支払いが滞った場合、裁判を経ずに強制執行(給与の差し押さえなど)が可能になる強力な効力を持ちます。
調査後のアフターフォローが強みの中央リサーチ
誓約書は浮気の過ちを責めるためのものではなく、あなたが受けた心の傷を清算し、二人が未来に向かって関係を再構築するための「道案内」となる大切な書類です。
あまり感情的にならず、記載すべき項目を冷静に盛り込むことが、あなたの未来を守ることに繋がります。
当事者だけで法的に万全な書類を作成するのは、大きな不安が伴うかと思いますが、私たち中央リサーチは調査後のアフターフォローが万全に整っています。
誓約書の作成も含め、浮気問題に強い広島の弁護士を無料でご紹介することも可能です。あなたの新しい一歩を専門家と共に、最後までしっかりとサポートいたします。
筆者 総合探偵社中央リサーチ広島
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