浮気調査で役者の卵の浮気を暴いた話
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役者を夢見る年下の彼氏が浮気をし、夢より現実を選んでしまったお話です。 ※体験談を元に、フィクションを交えて構成しています。弊社にご依頼をいただいた案件ではございません。 <h2>10歳年下の売れない役者の彼</h2> 私は、銀行に勤める30代後半の会社員です。 同期入社も、後輩たちも、ほぼ寿退社し、誰も結婚という言葉を私の前で口にしなくなりました。 そんな私の彼氏は10歳も年下の売れない役者でした。 3年前彼のアルバイト先の居酒屋で知り合い、熱く芝居を語る彼に惹かれていつの間にか彼が私のマンションに転がり込む形で同棲が始まりました。 一応プロダクションに所属してはいるものの、オーディションを受け続けても廻ってくる役は、通行人ばかり。 当初アルバイトで幾分稼いではくれていましたが、いつ仕事が入るかもしれませんし、チャンスを逃さない為にも、私の方からバイトをやめて、役者に専念してほしいと言っていました。 彼の夢に私もかけて一緒にチャレンジしていく決心をしたのです。 <h2>彼に地方CMの仕事が決まる</h2> そんなある日、小さい仕事でしたが、彼にとっては願ってもいないチャンスが訪れました。 地方局に流れるCMの仕事です。 彼は一生懸命仕事に挑み、東北で製麺業を営むクライアントに気にいられ、会社の宣伝ポスター等にも起用されることになりました。彼は、この仕事がうまくいったら、結婚しようとまで言ってくれました。 彼は時間が経つに連れ、東北に行く度合いが増えて殆ど地元に帰って来なくなりました。 たまに帰って来ても、着替えを持って次の日にまた出かけるといった感じでした。 メールをしても、「忙しい」、「明日帰る」、とそっけない返事が返ってくるだけでした。 そんなに地方での仕事が忙しいのか、彼の所属するプロダクションには私の存在は内緒なので聞くこともできず、他に女性がいるのかと不安にかられる毎日が続きました。 <h2>彼の浮気が心配になり探偵事務所へ依頼</h2> そんな状態が3ヵ月も続き、私は勤務先の近くにある探偵事務所の扉を開いていました。 早くこの不安な毎日から抜け出したかったのです。 探偵事務所の浮気調査の結果は、幸せだった頃の気持とは裏腹に、いつかこんな日が来るのではといった不安を的中させたものでした。 彼と同年代くらいの若い女性が仲良く腕を組んで街を歩く姿は、私と一緒にいる光景よりも遥かに様になっていました。 彼は、仕事で知り合った手広く事業を展開している社長に気にいられ、ゆくゆくは、社長の娘と結婚し、婿養子になって会社を継ぐといった具体的な話までできていたそうです。 仕事は仕事でも、経営的な事から麺づくりまで、役者とは違った仕事をしに行っていたのです。 <h2>役者を捨てる彼との別れ</h2> かなりのショックでしたが、彼の幸せを思えば一回りも年上の私が身を引くしかないと思っていました。 久しぶりに地元に帰ってきた時、彼は私に何か言いたそうでしたが、言えずに背中を向けていたので、私の方から切り出しました。 彼はびっくりしていましたが、探偵事務所の報告結果を見せると、うなだれながら「ごめん。」と言いました。 彼の荷物はボストンバックに詰められる程しかありませんでしたので、身軽に彼は出ていきました。 何もないただ繰り返すだけの毎日だった私に、一緒に追いかける夢を与えてくれて彩をくれた彼には感謝しています。 いつかテレビに映る彼の姿を見るのが私の夢でしたが、そうなった時に捨てられる痛手を考えたら、まだ救われたかもしれません。 探偵さん、遠い所まで彼を追って調べてくれてありがとうございました。 役者を夢見る彼は、仕事を通じて知り合った会社社長の娘と結婚するという目の前の現実を選んでしまいました。悲しい結末でしたが世の中にはもっと楽しい事が沢山ありますからこれからも邁進してくださいね。 中央リサーチでは、パートナーを不審に思う事、心の片隅にある抜け出せない不安等、何でもご相談に応じます。そんな気持ちから抜け出して一歩踏み出すためにも、お気軽にお問い合わせください。