中央リサーチ広島の探偵ブログ

親子喧嘩の末突然家出した兄の行方調査を依頼
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今回は突如として家出をした家族を探してもらった経験があるという、男性のお話です。 ※実話をもとにしたフィクションです。 <h2>農家を継ぎたくなかった兄の家出</h2> 私の家は代々農家で、両親が専業で農家をしています。数年前に、8歳年上の長兄が家出したことがありました。当時私はまだ中学生で、将来は農業を引き継ぐか、別の道を歩むかぼんやりと考えていたのですが、両親としては長男である兄に家業を引き継いでほしかったようです。しかし長兄は「農業なんかやりたくない」と、家業を継ぐのを嫌がっていました。 ある日、大学を中退して家で仕事を手伝わずにゲームばかりしていた長兄を見かねた両親が家業を手伝わなければ勘当だと怒鳴りつけたそうです。私はその時、外出していて家にいなかったのですが、父と長兄は大声で言い合いになり、つかみ合いの喧嘩になった末に長兄が唐突に家を出てしまったらしいのです。財布と携帯電話と車の鍵だけ持って、車で家を出たそうです。 その後、携帯電話に連絡しても常に電源は切れていて、メールを送っても返信はありませんでした。心配した母は警察に被害届を出しましたが、事件性が低いため、警察は動いてくれず、母もやきもきしている様子でした。 <h2>探しても見つからず、探偵事務所に依頼</h2> 当時の私たちは、長兄がどこに行ったのか、全く見当がつきませんでした。お金を引き出しているんじゃないかと思い、長兄が残していった通帳を使って入出金履歴を見てみると、家出した翌日に車で1時間ほど離れた県内の銀行で預金のほぼ全額を引き出していることがわかりました。 それだけを頼りに、両親が来るまでその銀行近くを探しましたが、残念ながら長兄の発見には至りませんでした。父はともかく、母は日に日にやつれていくのが目に見えてわかりました。私も長兄の行方を心配していましたが、どうすることもできず、帰ってくるか連絡が来るのをただ待つしかありませんでした。 長兄が家出して2週間経った頃、県外の大学に通っていた次兄から「探偵事務所に探してもらったらどうだ」と提案されました。父は、はじめは探偵なんて大げさだと抵抗している様子でしたが、母はすぐにでも依頼しようと、すがるように探偵事務所に相談に行ったそうです。そして探偵事務所に調査してもらった結果、本当に長兄が見つかりました。 <h2>友人宅にいた長兄、話し合いの末和解へ</h2> 長兄は、銀行で預金をほぼ全額引き出した後、その銀行から車で10分のところに住んでいる友人の家に転がり込んでいることがわかりました。車は道路に面した駐車場に止めてあり、私たちもその近くを車で通りがかりましたが、カバーで隠れて全く気づきませんでした。探偵事務所の方は預金を引き出した銀行をヒントに、付近をくまなく捜索したり、聞き取り調査を行ったりしたそうです。 その後、長兄と両親は話し合いを行い、長兄はしばらくの間、サラリーマンとして働きに出て、それから家業を引き継ぐことを前向きに検討することで和解しました。そして今年に入って長兄は勤めていた会社を退職し、家業を引き継ぐことが決まりました。次兄は東京の会社に就職。私は大学卒業後、実家から通える地元の企業に就職が決まりましたが、社会人経験を積んだ後いずれは家業を継ぐつもりです。あの頃のわだかまりが嘘のように、今は家庭に穏やかな雰囲気になっています。長兄を探し出してくださった探偵事務所の方には本当に感謝しています。 中央リサーチでも、このように「行き先が皆目見当がつかない」という行方調査依頼でも探し出した実績が多数ございます。家出人調査、行方調査でお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

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