些細なことで逆上、婚約解消。元恋人がストーカーに
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<p>男女の関係は小さな出来事でも歯車が狂い上手くいかなくなるパターンがあります。何事もなく別れられたら良いのですが、中にはストーカーに発展することもあり得ます。 今回は些細なことがきっかけでストーカーに至った体験談をご紹介します。 (実話をもとに一部フィクションを交えています。)</p><h2>気遣い上手の恋人</h2><p>私と元恋人A男が出会ったのは今から3年前です。彼は仕事の取引先の担当者でした。彼はとてもハキハキして、仕事とは関係のない話も面白おかしく話してくれ、私は初対面でもとても好感を持ちました。</p><p>仕事が終わる頃連絡先を聞かれたので交換しました。その夜、早速彼からメールで連絡がありました。何度かやり取りをし、お互いの休みの日に会うことになったのです。 初めてのデートは映画を見に行く約束をしていたのですが、すでに席を事前に確保してくれており、さらには食事の予約までしていました。 「尽くしてくれて嬉しいな。」と、彼の気遣いに感心したほどです。</p><h2>サプライズ好きの恋人が豹変</h2><p>それから付き合うようになり、1年半が過ぎた頃。順調に交際は進み、結婚の話も出てくるようになりました。お互いの両親にも合わせ、着々と結婚に向けて準備をしていた矢先、事件が起きたのです。</p><p>それは彼の誕生日でした。彼はサプライズが好きで記念日には必ず何かしらサプライズが用意されていました。とはいえそれは自分の誕生日にもやって欲しいという裏返しだったのです。私も彼の誕生日前からホテルディナーの予約を取り、サプライズとしてケーキとプレゼントを持ってきてもらう段取りをしていました。 誕生日当日、ホテルディナーで美味しく食事を取り彼も機嫌よく楽しんでくれました。ホッとしていたのもつかの間、サプライズのケーキにミスがあったのです。なんと彼の名前が間違っていたのです! 元々間違えやすい名前だったのできちんと説明をしなかった私も悪いのですが、それが原因で彼の機嫌を一気に損ねてしまいました。 レストランを出た後、「あり得ない。」「普通確認するよね?」「誕生日が台無し」などということを延々と言われました。</p><p>それからというもの、彼は小さなことですぐ機嫌を損ねるようになりました。 私が少しでも言い返そうものなら、烈火の如く怒り狂いありとあらゆる暴言を吐かれました。</p><h2>婚約解消し、破局へ</h2><p>私は彼の機嫌を損ねないように細心の注意を払っていたのですが、思いもよらないことで彼の感に触れることも多くなり悩むようになりました。 しかも彼は、私が悩んでいるなど露知らず、次の日には何事もなかったかのようにケロッとした態度で私に接してくるのです。 結婚式場の予約もすでに済ませており、婚約指輪もいただいていたので今更結婚をやめたいなどとても口に出せず、思い切って母親に相談してみることにしたのです。</p><p>すると母からは「A男君と別れなくとも一回結婚の話は白紙にしなさい。よく2人で話し合って。」と。 その一言で目が覚め、私は彼に「結婚をやめたい」と告げたのです。</p><h2>恋人からストーカーへ</h2><p>それからすぐに彼に結婚をやめたいと言いました。彼は想像通り怒り狂い、「慰謝料寄越せ!」「詐欺師め!」などと罵声を浴びせられました。挙句の果てには「お前みたいな女なんてこっちから願い下げだ!別れてやる!」と言ってきました。 こちらも「そういうことなら別れましょう」と告げ、その日は終わりました。</p><p>しかし次の日から電話がかかるようになりました。 「別れないでほしい」、「悪いことがあるのなら直すから」と言ってきました。私はよりを戻すつもりはなかったので都度断り、最終的にはこちらからは連絡をしないようにしました。</p><p>それから、仕事帰りにいつものように電車に乗るべくホームで待っていました。 不意に腕を捕まれ驚いて振り向くと、そこには彼の姿が! 思わず手を振り払い、私は駅員室に逃げ込むことができました。 それでも、彼は「恋人です!」と何度も叫んでいました。</p><p>駅員の計らいでなんとかその場は乗り切りました。 この事件以降彼に「もう連絡しないで欲しい」と伝えました。それからというもの連絡は少なくなりました。 それでも今でも彼から週に一度は連絡が来ます。全て無視しているのですが、なんだか怖くて気味が悪いです。 完全に着信拒否やブロックしようと考えることもありますが、また逆上されたら…と思うとどうしていいかわかりません。</p><p>なんとも辛い体験をされましたね。お母様に相談されたことで別れるきっかけが出来て良かったです。 ストーカー事件は急激に悪化することもあります。ご心配であればぜひ一度ご相談に、お来しください。</p><p> </p>