探偵業界のルールと浮気調査における違法行為の境界線
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探偵への依頼といえば浮気・不倫調査や結婚相手の素行調査が主流ですが、その調査手法には法律で規制されたルールがあります。今回は、探偵が行う調査の中でも特に注目される違法行為とその境界線について詳しく解説します。
探偵の浮気調査は違法ではないのか?
プロの探偵が行う浮気調査や素行調査は、法律に基づいた正当な手段で行われるため、基本的には違法にはなりません。
一方で、個人が調査を試みる場合、プライバシーの侵害に該当する可能性があります。
個人調査が引き起こすリスク
例えば、自身で浮気現場の写真を撮り、それを裁判の証拠として提出しても、プライバシー侵害を理由に認められなかったり、離婚の慰謝料が減額されることがあります。
確実に裁判で有効な証拠を得るには、プロの探偵に依頼することが賢明です。
探偵による違法行為となる調査手法
探偵が調査を行う際にも、法に触れる行為がいくつか存在します。以下はその代表例です。
1. 依頼対象者の私物を無断で調べる
探偵が調査対象者の部屋や持ち物を勝手に調べた場合、プライバシー侵害に当たり違法となります。また、住居に無断で侵入することは住居侵入罪に該当します。
2. 張り込みや尾行でのストーカー行為とみなされるケース
尾行や張り込みは探偵業法で認められた業務ですが、依頼対象者にそれが発覚した場合、ストーカー行為として訴えられる可能性があります。
特に近年、ストーカー規制法が厳格化されているため、探偵は細心の注意を払う必要があります。
私有地での張り込みと不法侵入
私有地に無断で侵入しての調査は、たとえ探偵であっても不法侵入罪に該当します。
プロの探偵は、私有地に入らず、合法な範囲で調査を進めます。また、警察官に職務質問を受けた際も、正当な理由を説明することで逮捕は避けられます。
素人が浮気調査を行うリスク
浮気相手との関係を自力で確認しようとする素人調査には多くのリスクが伴います。
冷静さを欠いた行動がトラブルを招く
尾行や張り込み中に感情が高ぶり、修羅場や警察沙汰になるケースがあります。例えば、浮気相手とラブホテルへ入る姿を目撃し、その場で怒りを爆発させれば、トラブルに発展することは避けられません。
結果として、証拠を得るどころか、自身がストーカー規制法の対象となる危険性もあります。
探偵に依頼する重要性
浮気や不倫の調査において、法的に有効な証拠を入手するには、プロの探偵に依頼することが最善の選択です。法律を順守しながら的確な調査を行う探偵の力を活用することで、裁判で有利な立場を確保できます。