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浮気など絶対にないと思っていた男性が浮気
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「浮気なんて絶対にしないと思っていた。不倫ドラマなど大嫌いだった」と話す男性は、まさか自分が浮気をしてしまうとは夢にも思わなかったそうです。くわしくお話を伺いました。※実話をもとにしたフィクションです。弊社でいただいた案件ではありません。 <h2>とにかく真面目な男性が女医と浮気</h2> 私は49歳の製薬会社に勤める会社員男性です。自分で言うのもおかしいですが、真面目だけが取り柄で仕事でもプライベートでも堅物ではあるけれど、真面目な人間だと評されていました。家庭についても例外ではなく、妻からは「たまにこちらが嫌になるくらい、あなたは真面目すぎる」と言われたことがあるほどです。 そんな私ですが、恥ずかしながら一度だけ浮気をした過去があります。相手は職場で知り合った取引先の若い女性医師で、知的で話しかけやすく、ユーモアもあって本当に素敵な女性でした。仕事柄、医師の方に知り合いが多いのですが、その女性に限っては、自分が学生時代に交際していた元カノにそっくりで、初めて会ったときから女性として意識してしまいました。 その女性が「ワインが趣味」と話していた際、ダメもとで「ワインがおいしい店を紹介しますのでご一緒しませんか?」と誘ってみたところ、OKの返事が。久々に女性と2人での食事にワクワクしていました。 そして何度も食事をするうちに、自分は女性に対して恋愛感情を抱いていることに気づきました。ですが私は既婚者です。他人から聞いた不倫の話には嫌悪を抱き、不倫をテーマにしたドラマも見たくないほど、不倫だけはどうしても許せない立場でした。ですがどうしても気持ちが抑えられず、ある晩ついに一線を越えてしまったのです。 その後はもう怖いもの知らずの状態で、2人きりで会っては食事をしてその後はホテルに行くのが当たり前になっていました。あんなに浮気を嫌っていた自分がまさか浮気をするとは…と複雑な気持ちではありました。家族を裏切っている後ろめたさはありましたが、彼女との関係を断ち切ることはできませんでした。 <h2>探偵に調査され、離婚を突きつけられる</h2> しかし、そんな関係も長くは続きませんでした。私の浮気を疑った妻が探偵事務所に調査を依頼したのです。調査の結果、私が浮気をしているのを知った妻は激怒し、私に離婚を突きつけてきました。彼女との関係は遊びであって本当に愛しているのは妻だと言っても、妻は耳を傾けてくれず、とうとう子どもとともに妻の実家に帰ってしまいました。 そして半年間の別居期間を経て、このたび離婚が成立しました。妻になぜ浮気を察知したのかと聞くと「出勤するとき、スマホを忘れて自宅に引き返した際に『絶対に見てないな?見てないよな?』と、強い口調で聞かれた。今までそんなことはなかったから隠し事でもしているのではと思った」そうです。バレないように取り繕っていたつもりでしたが、こんな些細なことで浮気は分かってしまうものなのだと痛感しました。 その後、女性との関係は解消し、私は別の支社に転勤が決まりました。今は家も家族も失い、地元から遠く離れた地方で一人暮らしをしています。寂しさのあまり「どうしてこうなってしまったのだろう」「自分が浮気をしていたからか」と、頭の中で自問自答を繰り返すことがあります。あの時、女性と一線を越えることなく、食事だけにしておけば今のような生活をすることもなかったと思います。あんなに浮気嫌いだった自分がどうして浮気をしてしまったのか、自分でもよくわからず、悔やんでも悔やみきれません。本当にあの時の自分を殴りたい思いです。 時に語気を強めながら話す男性の口調から、浮気に対する嫌悪感と自らの行いを心から悔んでいる様子がうかがえました。浮気をする可能性は誰にでもあるということを教えてくださったように思います。

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