中央リサーチ広島の探偵ブログ

お世話になった先生を探してほしい
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今回お話を伺ったのは、バイオリン奏者の若い女性です。辛かった時に励ましてもらった先生に会いたいというお話です。 ※実話をもとにしたフィクションです。 <h2>転校を繰り返す中でいじめを受ける</h2> 私は20代後半の女性です。バイオリストとして地元の交響楽団に所属し、コンサートに向けて毎日練習を続けています。私がバイオリンを始めたのは6歳の時でした。母の誘いで体験レッスンに行ったところ、バイオリンの音色のとりこになり、その場で入会申し込みをして学校が終わった後に週1回、バイオリンのレッスンに通うことになったのです。父が転勤族だったため、何度か転校しながらもバイオリン教室を探してはレッスンに通い続けました。 しかし、中学1年で転校してきたとき、ちょっとしたいじめがありました。全校生徒が数十人程度、1学年1クラスしかない小さな学校で、私がバイオリンを弾けることを「気取っている」と陰口を言われ、標準語で話をすると「都会ぶってるの?」と高圧的に言われてしまいました。また、その地方独特のイントネーションが聞き取れず何度も聞き返すことも多かったので「あいつと話すと疲れる」と思われたらしく、私は学校で誰とも話さず、孤独に過ごす日々が続きました。 大好きな音楽に少しでも縁があればと思って吹奏楽部に入部しましたが、なぜか私だけほかの部員より筋トレのメニューが多かったり、他の部員が使用する楽器のメンテナンスや雑務をやらされたりして、楽器に触れさせてくれないのです。「それっていじめじゃないの?」という母の指摘を受けて、はじめて自分は陰湿ないじめにあっていることに気づきました。 <h2>バイオリン教室の先生に勇気づけられる</h2> それからは学校が嫌で嫌で仕方がなく、授業や部活が終わると逃げるように帰宅してバイオリン教室に通いました。その先生は、長年バイオリンの指導に携わっていたという50代半ばの女性で、私が学校でいじめにあっていることを知ると「その悔しさをばねにバイオリンの練習に励みましょう!」と優しく諭してくれたのです。コンクールの前になるとレッスンの回数を週に1日から3日に増やして根気強く指導してくださいました。 そして中学3年の時、県内で開催されたコンクールの中学生の部で優勝すると、先生は涙を流して喜んでくださったのです。その後も教室に通い続け、高校入学前に父の転勤が決まったため、県外の高校に通うこととなり、その先生とはお別れしました。 高校生になってからは、音大を受験するためにバイオリンの練習と受験勉強に追われて多忙な日々を過ごしていました。無事に東京の音大に合格し、さらにバイオリンの練習を続けて地方の交響楽団のオーディションに合格し、大好きなバイオリンを弾いて生活することができています。 最近になって、中学生の時にお世話になった先生のことをよく思い出します。今まで何人もの先生に師事してきましたが、あの先生ほど優しく、私の心に寄り添ってくれた人はいませんでした。当時、学校でいじめられていた私に手を差し伸べてくださったことも、コンクールで優勝してバイオリンの道に進む決心をさせてくれたのも、あの先生のおかげです。あの時コンクールで優勝できたことで自信がつきましたし、中学校での孤独な日々を耐えることができました。優勝できるまで指導してくれた先生にお礼が言いたいです。しかし今、私は中学生の時に過ごしていた地方からは飛行機の距離に住んでいるため、気軽に足を運ぶことはできません。思い切って年賀状を出してみたこともありましたが、宛所不明で戻ってきてしまいました。 最近になって探偵事務所が人探し調査を行っていることを知りました。浮気調査のイメージが強い探偵事務所ですが、お世話になった人や肉親を探す仕事もしてくださるそうですね。ある程度お金がたまったら、探偵事務所の方に先生の行方を調査してもらおうと思います。そして先生にあの時のお礼を言って、自分は今、バイオリンを弾く仕事をしていると知ってもらいたいと思います。 人探し調査では、肉親や恩師、初恋の人、どのような人でも調査を行います。人探しを検討されている方は中央リサーチまでお気軽にご相談ください。 &nbsp;

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