中央リサーチ広島の探偵ブログ

無断欠勤、仮病。勤怠不良が目立つ社員の素行調査
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<p>社員数100名程度のメーカーで働くある男性が、勤務態度が悪い部下の調査を依頼したことがあるそうです。入社当初は営業成績も優秀で真面目に働いていた部下だったのですが、勤続年数を重ねるごとに遅刻や欠勤が増えたといいます。調査結果では、どのような事実が判明したのでしょうか。 ※ 弊社でご依頼をいただいた案件ではありません。</p><h2>営業成績が優秀だったAの遅刻と消費者金融からの電話</h2><p>私が探偵事務所に依頼したのは、部下だったAの素行調査です。会社に面接に来た当時Aは25歳で、前職でも同じ業界にいて業務に関する知識があることから採用を決めました。入社当初は、真面目に働き、営業成績もとても優秀でした。たまに重要な書類を忘れて外出してしまったり、出張に行く日を間違えて新幹線に乗り遅れたりというミスもありましたが、もともと愛嬌のある性格だったので、他の社員からも笑って許されていました。</p><p>ところが、昨年あたりから遅刻することが増えていきました。会社支給の携帯電話に連絡してもつながらず、同僚たちもどうしたものかと心配していました。 また、Aに関しては他にも問題がありました。消費者金融と思われる借金返済を迫る電話が会社にもかかってくるのです。1週間に1回くらいのときもあれば、1日に何度もかかってくることもあり、業務に支障が出るときもありました。電話に対応する事務の女性から上司である私に「何とかしてほしい。」と言われ、Aに問い詰めたのですが平謝りするばかりでこれと言った解決策は見つかりませんでした。</p><h2>出張名目の欠勤 面談で問いただす</h2><p>Aはその頃、地方への出張を増やし、月に1,2日程度しか出勤しなくなりました。これは私の推測ですが、会社にいてもいつ消費者金融からの電話が鳴るかわからない上に、他の社員からも白い目で見られることが多くなったせいで出勤しづらくなったからかもしれません。携帯に連絡し留守電にメッセージを残しても折り返しの連絡がないことが何度もありました。</p><p>同僚からは「社内の風紀を乱す」「モチベーションが下がる」などAへの不満が高まってきました。そこで私はなんとかAをつかまえ、面談に漕ぎ着けました。 無断欠の理由を聞き出したところ、営業成績へのプレッシャーからギャンブルに走ったせいで借金ができ、心を病み、さらに仕事上のミスが増え、今では出勤しようとすると息苦しくて家の外に出られなくなったことを、泣きながら告白してくれました。 Aは今後ギャンブルをやめ、出勤できるようになるために心療内科にも通うことを約束しました。</p><h2>無断欠勤 調査の依頼を決意</h2><p>その後Aはしばらく真面目に出勤してましたが、消費者金融から電話が数度かかってきたのを機にまた遅刻・欠勤するようになりました。心の病の件もあったので、しばらく様子を見ることになりました。 ところが、事務の女性が朝からパチンコに並んでいるAの姿を見かけたようで、「私が消費者金融の電話対応をしている間に、Aは仕事をサボってパチンコをしている。通院のことも嘘に違いない!」とものすごい剣幕で私に訴えかけてきました。 事実関係を確認しようと、なんとか電話で話をすると本人は「違う。人違いだ。」の一点張りでした。 ついに、業を煮やした役員からの指示で、探偵事務所に素行調査を依頼することになりました。 その結果、Aは複数の消費者金融に借金をしていることがわかりました。調査初日から、競馬場で声を枯らして声援をおくるAの姿を確認できたそうです。それどころか心の病気も全くのデタラメで、通院の記録も一切ありませんでした。欠勤の日は全て朝から晩までギャンブルに入り浸っていたことも発覚しました。</p><h2>ついに懲戒解雇へ</h2><p>探偵事務所からの調査結果を重く受け止め、緊急役員会でAの懲戒解雇が決定しました。 その後、消費者金融からの電話も来なくなり、仕事が円滑に進むようになりました。社員は安心して仕事ができています。しっかりとした調査結果を出してくれた探偵事務所の方には本当に感謝しています。</p><p>&nbsp;</p>

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