年下妻の所在調査を依頼しようとした男性の話
更新日:
愛する妻が突然いなくなった…実家にもおらず、居場所に心当たりもなかったときに、男性がとった行動とはどのようなものだったのでしょうか。詳しくお話を伺いました。※弊社で依頼をいただいた案件ではありません。実話をもとにしたフィクションです。 <h2>年下妻の突然の失踪に動転</h2> 私は41歳の会社員で、昨年、16歳年下の妻と結婚しました。妻は25歳と若く、結婚当初は同世代の知人や同僚からはとても羨ましがられたものです。そんな妻も私のことを慕ってくれており、とても幸せでした。 ある日、自宅に帰るとテーブルの上に離婚届が置かれていました。そして妻の筆跡で「離婚してください」とだけ書かれたメモも一緒に置かれています。これには私も慌てました。離婚してほしいと言われたことは一度もなく、あまりに突然の妻の行動にとても驚きました。 妻の実家に電話をかけても帰ってきていないらしく、妻と仲の良い友人はいても連絡先がわからないため、居場所の確認ができませんでした。翌日には警察に捜索願を出しましたが、警察がすぐに動いてくれるとは思えず、私もその日は有休を取得して妻と出かけた思い出の場所に行くなどして妻を探しました。 数日経っても妻は見つからず、自宅にも実家にも帰ってきませんでした。そこで妻の実家と話し合い、所在調査に強い探偵事務所に相談しようということになりました。ところが、探偵事務所に依頼する前に進展がありました。 <h2>妻が一人で実家に帰宅</h2> 妻が失踪してから1週間後、妻が実家に戻ってきたそうです。電話で報告を受けた私は「すぐにそちらに行く」と義理の父に言いましたが、「あんたには会いたくもないし話したくないと言っている。もう来ないでくれ」と言われてしまいました。なぜそのようなことを言われなければならないのか、心当たりがなかったので理由を尋ねました。 妻は独身時代、友人とご飯を食べに行ったり、買い物に行ったりすることが頻繁にあったようですが、結婚したからにはそうした交友関係は断った方がいいと伝えました。なぜなら結婚を機に専業主婦として家事に専念してもらわなければならないし、これから子どももつくらなけなければならないときにあまり遊び歩いていてもいけないと思ったからです。それに妻はまだ25歳と若く、他の男に秋波を送られては困ります。そして、日中にきちんと外出先と理由を申告するように伝えていました。このような私の束縛が嫌になった妻は、荷物をまとめて家出し、しばらくの間はビジネスホテルやネットカフェを転々とした後に実家に戻ったらしいのです。 私としては、夫婦ならこのようなルールがあって当然で、束縛ではないと弁明しましたが、義理の父親に呆れられ、電話を切られてしまいました。その後、妻の実家から私の両親に連絡が行ったらしく、実の両親からも電話で「離婚されて当然」と非難されました。そんなに私のしていたことは間違っていたのかと、本当にショックを受けました。 <h2>DV被害者とみられる場合は所在調査をいたしません</h2> その後この男性は、奥様の意向に従い離婚届を提出することにしたそうです。一度離れてしまった奥様の心を、取り戻すことはできなかったと言います。 この男性は元奥さまの行動を過剰に制限している認識はなかったようですが、行き過ぎた束縛はDVにあたる場合もあります。DV被害者の所在を調査することは禁止されており、弊社でもお断りしていますのでご了承ください。