借りたテナントに盗聴器…大損害を招く前にすべて撤去せよ!
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<!-- wp:paragraph --> <p>まさか自分のお店が、会社が、と思うかもしれませんが、近年増えている盗聴器被害の手口は、巧妙化されています。今回は、独立開業した賃貸テナントに盗聴器が仕掛けられていたケースをご紹介しましょう。 ※これは体験談をもとに再構成したフィクションです。弊社へのご依頼ではありません。 晴れて独立開業!ところが物件に違和感が 相談者:30代女性 職業:美容系 長年大手サロンでエスティシャンとして働いていた私。縁あって、自分のお店を持ち独立開業することになりました。ずっと夢見ていた自分だけのサロン。テナントは知人の経営者に紹介されたものを使用し、内装工事も完了。あとは、お客様を迎えるだけとなりオープンの準備に忙しくしていたときです。 ある日、サロンのトイレに違和感を覚えました。なぜか、使用用途の分からない位置にコンセントが設置されているのです。寒冷地だったので、「トイレに暖房器具を持ち込むためかな?」とも思いましたが、あまりにも不自然。そこでコンセントを差し込んでみることに。ところが何かが詰まっていてプラグが入りませんでした。 絶対におかしい!まだ開店前だったので、ネットで不思議なコンセントの正体を調査。すると、同じような形の盗聴器が検索でヒットしたのです。そのあとで、転居したタイミングで物件に盗聴器が仕掛けられているか調べる企業は多いことも知り、私も一度相談してみることにしました。 盗聴器を発見。気づかないところにもあった! 調査を依頼すると、やはりトイレのコンセントは盗聴器。小さなカメラまで付いているもので、「典型的な盗聴器具です」と言われたときには絶望しました。さらに、サロン全体も調査してもらうと、この他に2つ盗聴器を見つけました。お客様が入る前で本当によかったのですが、まずはテナントのオーナーに連絡。探偵を雇って盗聴器を発見したことを伝えると、「警察には届けないでくれ」と言い出しました。 問いただすと、盗聴器を仕掛けたのはオーナー本人。以前から盗聴癖があり、エステサロンという女性が集まる場所を監視・盗聴したい願望が抑えきれず、犯行に走ったのだと言います。反省しているので、被害届だけは出さないで欲しいとのこと。正直、大事なサロンになんてことを、と怒りもありましたが、サロンオープンを待ち望んでいるお客様のために、事態をとにかく収束する必要があります。 そこで弁護士を雇って損害賠償を請求。新しいサロンを元のサロンから離れた土地でもう一度立ち上げることにしました。かなり遅くなってしまいましたが、ようやく手に入れた安全なサロン。もちろん、今のサロンも事前に盗聴器検査をしてもらっています。危うく大損害を招くところでした。気づけなければ、お客様にも被害が及びますよね。そんな事態にはならず、ほっとしています。 企業にも影響のある盗聴器。まずはご相談ください 盗聴器に気づかず過ごしていると、大損害や大きな被害を招きかねません。転居の際や、事務所の移転時には盗聴器調査することをおすすめします。中央リサーチでは盗聴器調査にも力を入れています。何かあれば、すぐにご相談ください。 </p> <!-- /wp:paragraph -->