息子がいじめの犯人? 調査で信じがたい結果が……
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「うちの子が学校でいじめられていないだろうか?」と心配する親御さんは大勢いるでしょう。しかし、お子さんがいじめる側になっているとは、あまり想像しないのではないでしょうか。今回は、息子のいじめっ子疑惑を調査した事例をご紹介します。 <h2>自慢の息子にいじめっ子疑惑が浮上</h2> 私には、中学生の息子が1人います。小さなころから明るくまじめで、約束を破ったり嘘をついたりすることもなく、自慢の息子でした。ご近所さんから「お宅の息子さんは出来がよくてうらやましい」と言われるほどだったのです。 ところが、息子が中学2年生の時に大変なことが起こりました。息子の同級生の親御さんが突然家を訪ねてきて、「お宅の息子さんがうちの子をいじめている」と抗議してきたのです。私は驚いて「うちの息子はそんな子ではない」と反論しました。結局その場では決着がつかなかったのですが、私は何とかして息子の無実を証明しなければならないと思ったのです。 <h2>真相解明のため、探偵に息子の素行調査を依頼</h2> 私はまず、担任の先生に相談しました。すると、担任も学年主任もいじめの事実を把握していないとのこと。しかし、同級生の親は「学校が何もしてくれないから直談判に来た」と言っていました。学校側の証言だけでは、相手は納得しないでしょう。 そこで、客観的な証拠を集めるため、私は探偵に息子の素行調査を依頼しました。放課後から帰宅までの間に息子を尾行してもらい、その行動をすべて把握するのです。息子のことをあれこれ嗅ぎ回るのもおかしな話だと思いましたが、これも息子のためだと自分に言い聞かせ、私は調査結果を待っていました。 <h2>息子の凶悪ぶりが判明。被害者に謝罪、息子は再教育</h2> 2週間後、探偵がもたらした結果は、私を大いに失望させるものでした。息子は確かにいじめを行っていたのです。それもからかう程度ではなく、暴行や恐喝など、被害者がその気になれば警察が動くものばかりでした。息子はまじめを装っていただけで、実際はまさに非行少年だったわけです。 私は証拠を息子に突きつけ、2時間以上も息子を叱りました。流石の息子も、証拠を押さえられてはぐうの音も出なかったようです。後日、息子を連れて被害者に謝罪したところ、親御さんは「お父さんがここまでしてくださったのなら、慰謝料請求はしません」と言ってくれました。今後も、息子の素行には注意しなければならないと思います。 <h2>子供のいじめ疑惑は、探偵の調査で解明しよう</h2> いじめというと生優しく感じますが、実際には犯罪行為でしかないことがよくあります。子供のいじめについては、親も責任を持たなければなりません。自分の子供がいじめをしている可能性があるなら、探偵の調査で実態を把握しましょう。