いじめ問題には正しい事を言える構造改革が必要か?
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ニュースでもよくいじめ問題が報道されており、全国でいじめ問題は深刻化しています。
文部科学省によれば、日本全国の小・中・高等学校において年間7万5000件以上起こっています。
いじめ問題は昔からあり、長年議論されてきた課題でありますが、一向に改善されません。
今回は、いじめ問題の解決には、社会の構造改革が必要であることをお話します。
近年のいじめ問題の傾向
いじめとは、当該児童生徒が一定の人間関係のある者から、心理的、物理的な攻撃を受けた精神的な苦痛のことをいいます。
いじめは教師に気づかれずに隠れて行なわれる特徴があり、なかなか発覚しづらいため、実際はもっと多くのいじめ問題があるのではと言われています。
いじめは身体的・心理的なダメージを受けて、最終的に自殺に繋がるケースも後を立ちません。
自分がいじめの被害者である場合、将来的に加害者になりやすいという傾向も指摘されています。
いじめられた子供は大人になってから大量殺人や無差別殺人といった形でリベンジするケースもあります。
近年は、インターネット上に悪質な書き込み、個人情報の流出するといったインターネット上でのいじめも顕在化しています。
いじめ問題は正しい事を言える社会へ構造改革の必要性?
文部科学省は、いじめが悪だということを教える教育、いじめの早期発見・早期対応、もし起きてしまった場合のケアを呼びかけています。
政策方針は、いじめは早期発見、起きてしまったらケアすることを掲げて、場合によっては加害者の出席停止の対応もやむを得ないとしています。
自民党は、子供がいじめを行わない規範意識を養うための指導、刑法への通報、加害者の出席停止などの罰則強化を掲げています。
民主党、生活の党、社民党は、学校に「主任」、教育委員会に「主事」をおいて、責任者とすることを目指しています。
犯罪や人権侵害にあたるいじめは、警察や法務局への通報を義務付けるとしています。
いじめに関して積極的な日本共産党は、カウンセラーの設置、いじめの加害者の反省をさせる教育を目指しています。