遠くの営業所の様子が心配。探偵の抜き打ち調査で厳しく採点
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大きな企業は、各地に支社・支店を持っています。支社には本社の人間の目が届きにくいため、好き勝手なことをしている可能性も否定できません。今回は、遠方にある営業所の実態調査を探偵に依頼したケースを紹介しましょう。 ※これは体験談をもとに再構成したフィクションです。弊社へのご依頼ではありません。 <h2>依頼者は営業部長。遠方の営業所の成績を問題視</h2> 当社は西日本を中心に事業を展開しており、各地に合計10ヶ所の営業所を持っています。私は営業部長なので、本社も含めて全体の成績に責任を持たなければなりません。どの営業所もがんばっており、一定の成績を上げているのですが、1つだけ成績不振が続いている地域がありました。それは本社から最も離れている鹿児島の営業所です。 この営業所は、本社から離れているために目が届きにくく、ある意味では気楽に働ける場所だとされていました。何しろ遠い場所にあるので、私も頻繁には様子を見に行けず、重要な会議にはテレビ電話を使って参加していたのです。 <h2>退職者から密告が。鹿児島営業所は仕事をしていない?</h2> なぜ、鹿児島営業所だけ妙に成績が悪いのだろう?私は原因を分析し、会議の場でも追求しましたが、はっきりしない状態が続いていました。しかしある日、事態が急転します。少し前に退職した元鹿児島営業所の営業マンから、「あの営業所はまともに仕事をしていません」と密告があったのです。 密告の内容が本当なら、成績が上がらないのも当然でしょう。私も責任者として、実態を把握しなければなりません。しかし、私をはじめとする幹部社員は全員顔を知られていますし、こっそり九州へ行って社員たちに張り付くのは不可能です。そこで私は、社長に事態を報告した上で、探偵に鹿児島営業所の調査を依頼することにしました。 <h2>あまりにもひどい実態が判明。関係者は処分</h2> 探偵には、鹿児島営業所の所長と主力営業マン数名の行動を、2週間ほど探ってもらいました。人手不足のせいもあり、ギリギリの人数で回している営業所なので、営業マンはほぼ毎日飛び回っていなければなりません。おかしな行動をしていればすぐに気づくはずです。 結果として、密告の内容はほぼ事実であることが確認されました。鹿児島営業所の営業マンたちは、外回りのスケジュールを半分ほどしかこなしておらず、パチンコ屋や漫画喫茶などに入り浸っていたのです。しかも、日報には嘘の内容を上げているという有様でした。 この問題は即座に会議にかけられ、営業所長の降格・入れ替えに発展。営業マンたちも、減給などの処分を受けました。今後は当分の間、各営業者の監視を強める予定です。 <h2>支社の問題は、探偵の調査で把握しよう</h2> 会社の規模が大きくなればなるほど、末端には目が届きにくくなります。ましてや、支社レベルで不正が行われると、把握するのは難しいでしょう。内偵をしようにも手が足りない時は、探偵に調査を依頼してみてください。 中央リサーチでは個人のお客様だけでなく、法人様向けの調査サービスも承っております。調査をご検討の際には、中央リサーチまでお気軽にご相談ください。