探偵の人生とは?
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<p>探偵という職業は、テレビや映画のイメージのように一見、派手な仕事と思われがちのところがあるのではないでしょうか?しかし、現実の探偵業は、全く違い、非常にリスクの高い、厳しい、かつ、こつこつと地味な仕事なのです。チャンスは一瞬で結果が全てのリスクの高い職業です。その割には、この職業のイメージは残念なことに、世間様から、不透明で何をしてるかわからない、怪しい職業とか、社会的地位も、名誉も無いとか言われでおります。探偵は死してしかばね拾うものなしなのでしょうか?本当に残念でなりません。ところが不思議なことに、いざ困ったときは必ず必要とされるのが探偵業のビジネスなのです。普段はそういった評価でも、困った時には、頼りにされ、その時だけは「探偵しか頼りになるところはございません」「この仕事に感謝します」などのお言葉を頂く不思議なお仕事なのです。弊社も、その困った方の手助けがしたいという思いを大切にすべく、この仕事に正義感と誇りを持ち日々業務に当たっているのです。私は世の中の舞台裏を見続けて30年以上、この業界で様々な経験を積んでいます。しかし変わり行く時代背景による新たな事案に常に対応できるように今も、常に勉強して行かないとならないのです。振り返ってみるとこの探偵業界も10年スパンで、あらゆる事が大きく変わっているように思えるのです。30年前には携帯もパソコンも普及していなかった時代でした。証拠収集のカメラもフイルムでしたが、現在は、デジカメに変わり、他の探偵機材なども一通りデジタル化がすすみ、報告書作成はワープロからパソコンに変わり、待機・追尾車両も音の静かなハイブリッド車や、電気自動車に変わり、一般の方もGPSを使う時代になり、またSNSによる情報収集など調査方法や事案内容なども日々変わりつつあるのです。その一方で、法的な角度では約10年前に探偵業法が施行されたり、更に個人情報保護法、ストーカー法、不正競争防止法などざまざまな分野で法整備が進みました。探偵業者はその中で各種法令及び探偵業法を順守し業務を行う事が義務付けられたのです。30年経験した私の今後の目標をお話しするとしたら、変わり行く時代の中で、より一層の社会貢献をする為に、諸外国の立法例を基にアメリカやヨーロッパなどと同様に、いつか探偵業が免許制(国家資格制)になる事を望みます。そして、その中で、この職業だけに、何らかの一定の権限を頂く事ができたら最高なのになあ、と日々思っております。</p>