まさか!シングルファザーが結婚詐欺に!?
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なくならない結婚詐欺
結婚詐欺と言うと、「自分には関係のないもの」と思っているでしょうか?
昔からある古典的な詐欺ですが、現在でも多くの被害が発生しています。
本当の身元を隠しながら行う詐欺は、警察に被害届を出してもなかなか捕まらないこともあるようです。
こういった「身元の特定」というのは探偵の得意とする分野のひとつです。
ただ、完全に行方をくらましてからでは調査が難しくなりますので、おかしいと思ったらできるだけ早めにご相談いただくのがよろしいでしょう。
安心して恋愛できる世の中になってほしいものですが、なんとなく景気の悪い昨今ですから不穏な話は絶えませんね。
さて、今回はそんな結婚詐欺のエピソードをご紹介します。(いただいた体験談をもとに、フィクションを交えて構成しています)
シングルファザーは実はモテる!
私は、子供が産まれた時に妻をなくし、自営業を営みながら一生懸命に子育て、家事、仕事を一人で頑張っています。
昼間は保育所に預けながら、慣れないながらも一生懸命に子供が恥ずかしくないようにとフル回転!
保育所のママや近所のママ友?もでき、いろいろな人に助けられながらなんとかしている状況です。
しかし、シングルファザーって意外にもモテるんですよね。
何にもしないで威張るばかりの旦那を見てきている周りのママ達からすれば、不器用ながらも家事育児をする男がカッコよく見えるんでしょう。
さすがに身近で、そして子どもの友達の親とどうこうという気はありませんが、やはり男ですから寂しさもあります。
一生懸命にしていればしているほど、気持ちがついていかなくなるんですよね・・・。
寂しさを埋めるために出会い系サイトに
始めは日々の出来事などたわいもないメールを交換していました。
相手もシングルマザーということで、子育ての悩みなどを共感してもらえるのを嬉しく感じました。
そのうちに実際に会ってみたくなり、その後付き合いだすようになりました。
始めのうちは心が潤い、満たせなかった思いが全部満たせるような気持ちになり、いつの間にか完全に舞い上がっていました。
再婚するつもりでお金を貸すように
完全に心が奪われた頃から、徐々にお金を貸して欲しいと頼まれるようになりました。理由は、「こどもの進学費が足りない」、「親の入院」などさまざまでした。
うちの家計は私の給料でまかなえているので、妻の保険金などまとまったお金は手付かずの状態のままでした。
舞い上がった私は、「いずれ再婚するなら・・・」とそのお金を貸してしまったのです。
今思い出しても大切な子供のためのお金を、どうして安易に貸してしまったのかと悔やまれます。
最終的には500万円貸していました。
一瞬で青ざめる
ある日突然電話が通じなくなって、家に行ってみると引っ越した後でした。
信じられないような気持ちでしたが、結婚詐欺だというのは明白でした。
警察に行っても名前もでたらめで借りていた家も他人名義で、どこかで捕まらない限りは見つかる可能性は低いというのです。
警察でも解決できそうにないというのが二重にショックで、失望感も相当なものでした。その夜は寝込むほど落ち込みました。
ですが、このまま泣き寝入りするのは悔しすぎます。
「探偵」という選択肢もあることを知り、依頼を検討中です。
孤独につけ込む詐欺の手口
この方に限らず、詐欺師にかかれば普段は慎重な人でも簡単にお金を貸してしまう事があります。
結婚詐欺と言うと未婚の独身男性がターゲットという先入観があるかもしれませんが、油断は禁物です。
既婚・未婚に限らず、また男女の区別なく詐欺師に狙われていると心構えをしておきたいですね。
この方は大変な災難でしたが、問題が解決することをお祈りしています。