探偵事務所は怖いところ?
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皆様は探偵の事務所を利用された経験がございますか。
探偵事務所というと、なんだか暗くてジメジメ、さらには怖そうなイメージをもたれるかも知れませんね。
人気のない薄暗い通路、しかも一番奥、何やら怪しい物が出て来そうな、そんな世界を想像されるかもしれません。
ところが実際の探偵事務所は暗くて怖いどころか意外や意外、明るくすっきりとした所なのです。
お客様に言わせると、一度立ち寄ったら何故か何度でも行きたくなるような場所らしいのです、少なくとも我が探偵事務所は。
初めての方は恐る恐る、ドアを叩く瞬間はそれこそ清水の舞台から飛び降りる程の覚悟が必要だとよく聞きますが、二度目、三度目ともなりますと妙に馴染んで世間話などついつい長居をされるようです。
別に探偵事務所が〇〇サロンとかを真似ているわけでも、おいしいお茶やお菓子をお出しする訳ではないのですが。
中には、「近くに用があったので寄ってみました。」とか、ご相談やご依頼とは関係なくても立ち寄られる方もおられます。
もっとひどいというか、すごい方になりますと、お仕事の合間に「ちょっとトイレを貸して下さい。」とそれだけのためにしょっちゅう立ち寄られる方もおられます。
でも、その方とは長いお付き合いをさせていただいたお得意様で、仕事が完了した後もトイレだけはよく借りに来られていました。
二言三言会話しては、また寄りますと言って去られます。
初めのうちは、また仕事の依頼かとちょっぴり期待もしましたが、いつも期待外れに終わっているうちになんだか普通の知り合いのような感じになっていました。
こんな調子の事務所なので、仕事関係以外の知り合いも興味半分の暇つぶしにやって来ます。
そんなにこの事務所はいつも暇そうに思われているのかと思うとちょっとがっかりもしますが、そこは千客万来、来る者拒まずの精神で乗り切っています。
おかげでいつも仕事がはかどらず、ぶつくさ言いながらの残業となってしまいます。はてさて今日はどんなお客様が来られるのでしょうか、それとも例によってまた暇つぶしのメンバーか?