不倫で駆け落ちした母を探してもらった女性
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今回は、駆け落ちしてしまった母親を探偵によって探し出してもらったという経験談をご紹介します。 ※弊社にいただいた案件ではございません。実話をもとにしたフィクションです。 <h2>置き手紙を残して失踪した母</h2> 私の母は以前、不倫相手と駆け落ちしました。母はビジネス街にあるカフェでアルバイトをしていて、そこで出会った常連客と不倫関係に陥ったのです。当時私は高校2年で、中学2年の弟と父と4人で暮らしていました。 ある夏休みの朝、ダイニングテーブルにその日の朝食と「今までありがとう。さようなら」と母の字で書かれた手紙が置かれていました。寝室に行くと母はもうおらず、父だけが寝ていました。父と弟を叩き起こし、母がまだ近くにいるかもしれないと近所を探しましたが見つかりません。携帯電話に電話したら繋がらず、すでに解約していました。母方の祖父母に連絡しても帰ってきていないと言います。すぐに警察に捜索願を出しました。 早く母に会いたい一心でしたが、事件性がないために警察はなかなか動いてくれませんでした。そこで、父の提案で探偵事務所に調査を依頼することになりました。私たちとしては全く心当たりがなかったので、本当に見つかるのかどうか不安でしたが、パソコンの閲覧履歴を見るところからスタートして母の行方を探してもらうことになりました。 <h2>パソコンの閲覧履歴から不倫の可能性が出てくる</h2> パソコンの閲覧履歴を、母は消してはいませんでした。随分過去のものまで残されていました。そこで、ある企業のホームページと、そこの会社役員の方のSNSを頻繁に閲覧していることがわかりました。母が勤務していたカフェが入ったビルに本社がある企業です。SNSも頻繁に更新されていました。その中に、母が以前、出かけた場所と日付がこの男性の投稿した内容と一致するものがいくつか見られたので、もしかしたらこの人が母について何らかの情報を知っているのではないかという憶測が浮かび上がりました。 探偵の方には男性の詳しい素性と、母の行方調査を依頼し、私たちは連絡が来るのを待ちました。調査を依頼してから1週間後には探偵事務所から相手の男性についての調査結果を受け取りました。その男性は65歳で、最近定年退職したばかりの元会社役員だそうです。退職した時期と母が失踪した日はほとんど同時期でした。母が勤務するカフェで男性と母が親しげに会話をしている様子を従業員の方は何度も目撃しているそうです。相手の男性は離婚経験があり、現在は独身であること、そして母と2人だけで頻繁に会っている目撃情報もあったことから、不倫関係にある可能性が高いとのことでした。穏やかな性格の母がそのような大胆なことができるのかと家族全員で本当に驚きました。 そして1ヶ月後には母の居場所を特定してもらうことができました。母は不倫相手の男と沖縄に逃亡していたのです。父と私と弟で母を迎えに行きました。しかし、男性と添い遂げたいという母の意志は強固なもので、こちらが説得しても全く応じる気配はありませんでした。どうしても離婚したいと言うので、現地で離婚届を提出し、家族3人での暮らしが始まりました。 あれからもう何年も経ちますが、私と弟は母には年に1~2回は会いに行っています。たまに連絡も取っています。父は母とはもう会いたくない様子ですが、私たち子どもから母親を奪いたくないという理由で、会いに行くのを渋々了承してくれています。親は離婚しましたが、全く会えないわけではないので今の関係でおおむね落ち着いています。 あの時は母の行方がわからず、もう会えないのかと不安でしたが、無事に見つけてくださった探偵の方に本当に感謝しています。ありがとうございました。 家出をするのは子どもだけとは限りません。母親や父親など、大人の家出も中央リサーチでは数多く取り扱ってまいりました。家出人探しなら実績のある弊社に一度ご相談ください。